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『幸せが生まれ、鮮やかな色合いで輝く』ことを願う場所

なんだか体が軽くなったみたい!

右玉一個分体が軽くなりました。(退院しました。

結果だけ先に書きますと、術前の診断通り転移はなく、右玉の摘出だけで終わりました。(正しくは精索とかもまるっと
入院から退院まで6日間でした。たぶん早めにわかったから、こんだけで済んだのかな。よくわからない。ステージでいうとⅠで治療方法に入れて終われた形になります。

下記サイト見た感じですが、10万人分の1を引いたようです。宝くじで当たりたかった。そして精巣に痛みが出るのはそのうち10%らしいです。
正直玉が痛くなかったら確実に気づかなかったと思うので、コレはかなり運が良かったのかなと思います。症状は基本無痛で玉のしこりや腫れらしいです。
つまり、気づくには自分(相手がいる方は相手)が玉を触って、違和感持つしかないみたいです。

……見つける難易度高くない? 玉ニー(玉を触るタイプのオナニー)をする人なら早めに気づくんだろうけど、普通玉ニーなんてやらないでしょうし……。

前の記事にも書きましたが、何年か前に【さよならタマちゃん】という精巣がんになった漫画家のコミックを読んでいたために、早めに気づくことができました。
(あの漫画で見たやつだ、これ!)みたいな感じで。描いてくださってありがとうございます。

ここまですべてこちらから引用しています。ありがとうございました。わかりやすかったです。
https://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/spremary.html

■入院まで
地味ーに大変でした。検査して次の日入院だったので時間で言えば24hもない状態で入院まで持ってく必要がありました。
一番困ったのが内履きの靴がない点でした。かかとあるやつじゃないとだめらしく。近くに靴屋が全く無いため、親に実家にある適当な靴持ってきてもらうことにしました。
家の周辺はコンビニはほぼ大手はコンプしてたり、ドラッグストアがあったりスーパーあったりと生活しやすいんですが、服飾関係の店が全くないんですよね。人生で一番靴屋が欲しかった数時間でした。

■手術前
入院してベッドに案内されたら、小さいバリカン渡されて「シャワー浴びる時に毛を剃っといてください」と言われたのでセルフ剃毛しました。
剃毛している間は様々な思い出が溢れました。
皮に挟まって痛くなったこと……。なんでこんなとこにいるんだというところに陰毛が落ちていたこと……。あれ、良い思い出ないな……。そもそも陰毛関係で良い思い出ってどうやって作るんだ……?
等々考えていたら剃り終わりました(実際は剃るのムズい……しか考えてなかったです。

■手術前
痛いのヤダよー(><)しか考えてませんでした。
緊張で胃も痛かった。けど、なんか知らないけど夜は普通に眠れてました。
手術前の麻酔は本当に噂通り気付いたら落ちてました。
麻酔すごい。けどこわい。

■手術後
めちゃくちゃ患部とお腹(切ったところ)痛かったのでなんかよく覚えてないです。3時間ベッド上安静と言われたけど、あんなの安静にするしかないやん……。
痛み止め貰っても痛さ我慢するのに必死でした。
3時間経ってベッド上安静が解除されて自由に過ごしてくださいとなりました。
痛みに苦しむ人間に自由は無いと知りました。

「トイレはご自分でどうぞ」と言われたので、その日の夜行ったんですがテープでガッチリ止められていて皮が少し見えるだけ。
え……。本体どこにあるの……?いや、これ自分でとか無理じゃね……?と悩みつつ、とりあえずやってみることに。
そしたら本体が出てきた!たぶん尿圧とかそんな感じのアレだと思う。
その場はできたんですが、次は1回目で位置がずれたからか完全にポジションロストしてしまって無理だったので、ナースコールしました。
曰く「あー。これはたしかにちょっと無理ですよねー」とのこと。デスヨネー
翌朝テープ剥がしてもらって、どうにか自分でできるようにしてもらいました。

今回術前の説明ではカテーテル入る予定だったんですよね。
1回目のトイレ行く前に医師の方が来て患部を見たとき「あれ、バルーン入ってない!?」的な感じで想定外の事態だ的反応してたけど。
まぁ、うん。たぶん何かあったんでしょう。(この時はまだ尿意なかったので、のちにこんな苦労するとは思ってなかった

結局この夜は痛みとすったもんだにより2時間くらいしか眠れなかったです。
それ以降退院までは特に何か起きることもなく、淡々と静かな時間が続きました。ご飯は思ったより美味しかったです。
ネタになるようなイベント塗れな入院生活とか絶対嫌なので何事もなく終わってよかった

退院日に関しては「痛みなくなったら退院していいよ」くらいのファジーさでした。
更に「痛くなかったら前倒ししてもいいから」とも。どこもそんなものなのか……?
いや、たしかに確実に患者の中で一番退院して問題ない人間なんだろうけど。
痛いのは完全に切ったお腹の方で玉の方はもう無いし、特に痛みもないし。ただ、
「痛み無くなったら退院していいですよ。予定日いつにします?」
「そっすねー。じゃあ月曜で」
的な感じで決まるとは思ってなかった。

手術後初めてシャワー浴びたときに、もう空になった右袋を見て「これからは右玉のない人間として生きていくんだな……」とかそんな気分になりました。
パッと見は右玉が無いとはわからないですね。(よく見ると袋の右がなんかスッキリしてる……?)という感じ。
人の玉をよく見る人間でないとたぶんわからないと思う。

■今と今後
玉は痛くないですが、切ったお腹の方がまだ痛くて、そこら辺を歩くおじいちゃんよりも、歩くスピードが遅い状態です。
とりあえずは正常に歩けるようになるの目標です。

ちょっとしたら病理検査の結果を聞きに行きます。
そしたら今後どういう感じに進むのかわかるのかな?
しばらくは検査のために病院月1とかで通う日々が続きそうな気がします。
玉は痛くないが財布が痛い。
あと、性生活はとくに制限ないそうです。
しばらくは控えといてくらい。

入院前、ついったー上でしかやりとりしてないのに@投げてくださった皆様ありがとうございました。
救われました。