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双子の日なので双子の話

ごちうさのシャロがコーヒーを飲むとカフェインテンションになってハイテンションになりますが、私も似たようなものがあって私の場合、なんかやたらに長文というかテキストを書きたくなります。何言いたいかというと今、まさにそれ。

 

今日は双子の日だなーと思ったら、なんか急にカフェインテンションが来たので勢いのままに双子キャラについて書いていきます。飛躍に満ちた記事です。

双子キャラ好きなんですよ。
きっかけは完璧にフタコイオルタナティブなんですが、今回書きたいのとはちょっと違うので語りは割愛。でも自販機でコーヒー買うならエメラルドマウンテンしかないですよね?

双子キャラっていくつか種類があると思っています。
①瓜二つで以心伝心喋る言葉がハモハモ
②外見似てるけど性格真反対系
③双子は双子でも男女の性別違う双子

③の双子はヨスガにソラってろ!ですね。
はえろげの双子キャラでよくいるタイプな気がします。
①は現実に存在しない限りなくフィクション感が強いタイプ

今回書きたいのは①の双子についてです。
①の双子のタイプが出てくるえろげって何本かやってる気がするんですが、
大体「私は私なんだ!」みたいなハモハモしつつも、個性が明確になっていくような展開を目にしていた気がします。えろげですから、各キャラの個性がないと、それはもう1キャラでいいんじゃないかみたいな流れになってしまうからなんでしょうか。個人的には納得できる話です。

この①のタイプの双子に関して、「うわ、マジか!!!!」という結論出した作品があります。正直それを語りたくて、これを書いている。

その作品が『つうかあ』です。今期アニメの神田川ジェットガールズのえろがない版的なアニメです。いくつか学校が登場して一校のエピソードが2話で語られる系アニメです。その中の6話、7話が今回語る話数になります。dアニメとかで配信してるのでよかったら見てください。

この作品には『まりあ・ゆりあ』という典型的なハモハモ系双子が登場します。
服が同じ。髪型が同じ。食べ物も同じものを選ぶという徹底したハモハモ系。

その双子がレース前に色々あって別々になってみようとするところから話が始まります。
髪型を変えたり、二人で別々の選択をしたりと色々変えてみますが、
結局二人は二人が同一であることを選びます。
そう『同一であること』を選ぶんです。

「まりあはゆりあとは違う人間になろうとしていた」
「ゆりあはゆりあの個性が欲しかった」
「自分が変わることでいっぱいで」
「相手のことを見てなかった」
「生まれたのは変わったふりをしているお人形」
「どこにもいない。誰でもない何か」
「ゆりあはゆりあのことを見て欲しかった」
「まりあはまりあのことを見て欲しかった」
「「それって結局……」」

2人は結局別になろうとしてしていても考えていることは同じことに気づいて、
2人が別でいることをやめて、同一であることを選択します。

そして他のメンバーが一緒の髪型になった二人の呼び方に迷っていると

「「どっちでもいいよ」」

と答えます。

「まりあはまりあだけどゆりあだし」

「ゆりあはゆりあだけどまりあだから」

「「どっちでもいいよ」」

「「だってまりあ/ゆりあたち」」

「「一緒でいたいから!」」

 これ、2人で完結しているからこそ出せる答えだと思うんです。
もし、ここに主人公というような男キャラがいて、その主人公が恋愛という選択をしなければならない媒体の場合、きっと出せない答えだと思います。

作中でとんでもないクソ男(レース前の色々)が回想で登場するんですが、その男がこう語るんです。

「あれ、キミ双子だったの……。そうだったんだ。それで、僕が好きになったのはどっちなの?」


アニメの歴史に残るクソ台詞だと思う。

ただ、今日気づいたんですが、この台詞って恋愛もの(というかえろげ)における双子キャラの致命的なところついてたんですよね。

主人公という選択者がいる限り、媒体的に「二人は完全に同一でいい」という結論出せしづらいんです。先にちらっと書きましたが、完全に同一でいいことを物語の結末として選択するならキャラを分ける必要がないので。シナリオとしても大げさに言ってしまうと「キャラの個性なんかなくていい」という結論出すのって難しい気がします。

作中でゆりあとまりあが喧嘩するシーンがあるんですが、その中でこんなセリフが出てきます。

「嫌なの! ゆりあはゆりあなのに、ゆりあだって思ってもらえないなんて」
「そんな……。勘違いくらい何度も……」
「勘違いなんかじゃない! あの時ゆりあ、どっちとも思われてなかった!」
「ゆりあでもない。まりあでもない。誰でもない双子。人格のない何か。
ゆりあ、そんなの嫌!」

人格のない何か。
シナリオ書いたことないので完全に想像ですが、ハモハモ系の双子キャラだと通常のキャラより容易にどちらか片方がそんな存在になってしまう気がします。

これを良しとするシナリオ。私の頭では催眠系のえろげ的しかちょっと思い浮かばないです。思い浮かんだ人いたらそっと教えてください。

自己満足のまま突っ走った結論ですが、①のタイプの双子の話って大体『2人が別の個性を獲得しつつも二人の関係はまったく変わらず』というものしか見ていなかった理由が媒体の問題なのかもしれないと気づくことができた。そんな双子の日のできごとでした。

 ずっと抱いてた『双子キャラについてなんか書きたい』を叶えることができたので満足です。