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WAIS-Ⅳ受けて来ました

WAIS-Ⅳを受けてきたので、受けた感想とか結果を受けて的なやつです。
こまけぇこたぁいいから、お前の数値ナンボなんじゃい!って方は目次の『検査結果』で飛んでください。
WAIS-Ⅳって何? の説明に対しては『グーグルはキミの友人だよ?』でお願いします。

 

受けようと思った理由

いくつか理由はありますが、直接的なものは『どう生きてけばいいか、よくわっかんねぇ』となったからです。発達障害の検査目的というよりは、自身の脳のスペックを知って、まだ終わる気配のない人生を少しはマシに生きていくには、どうすればいいか知りたかった感じです。
RPGとかでステータスの低い部分は、装備で補ったり魔法でバフ効かせたりして補ったりするじゃないですか。それをするためには、まずは自分のステータスを知らないと始まらない。でも、普通に生きていても、なんとなくの自分の傾向とかは見えるけど、あくまで主観的なものになってしまうので、客観的に見た、ある程度信用できそうなステータスが欲しかったんですよね。

これ全部後付けで、そもそもの話として、人生でやりたいことトップ5くらいにIQテスト受けたいというのがあったので、これ逃したらもう受けないだろうなと思ったから受けた可能性も結構あります。

予約~検査受けるまで

テストを受けるにあたり、事前の面談のようなものが必要になります。
私の場合、発達障害の検査をしたいわけではなかったので、特に深い話もせず検査項目、検査でどういったことがわかるか等々WAIS-Ⅳがどういったものか説明してもらいました。検査受ける理由は『仕事の適正知りたい』とかそんな感じのこと伝えました。
「小学生の頃先生からどういう何か指摘されたりとかありましたか?」とか聞かれた気しますが、なんも覚えてないから答えられなかったです。

本当なら、たぶん昨年中に結果聞くところまでいってたはずなんですよね。ただ、完全に事前の面談の日勘違いしていてすっぽかすという凄まじいやらかしをこのタイミングでやってました。これだけで何かが見えるような……?

閑話休題

この事前面談も30分かからないくらいで終わって、その日は終了し、後日テストを受けたい日を指定する感じでした。面談を受けた日に予約もできるんですが、シンプルにお金が足りなかったです。検査と諸々併せて4万3千円くらいかかり、予約時に一括で払う仕組みでした。

そう。受けるところによっては4万以上かかるんですよね、WAIS-Ⅳを受けるのって。
「面白そう」で受けるには、なかなか手を出しづらい金額です。
人によっては、受けても「お金の無駄だった」となる可能性は十分あるので、受ける必要あるのかは慎重に。

テストは、心理士のいる日にしか検査を受けられないため、曜日を指定されていました。有休消化のために平日に受けたんですが、諸々が重なり、本来受けようとしてた日が無理となった結果、12/24にテストを受けました。
案の定職場の人にはなんか勘違いされてました。楽しい時間は過ごせましたが、たぶん想定されてたものとは、だいぶ違う過ごし方してます。女性と過ごす感じではありました。

検査について

WAIS-Ⅳについてグーグルと友達になってもらうと分かるんですが、口頭で回答する試験とかもあるので、事前に飲み物を持ってくるように言われます。検査時間も2h~3hと結構長時間なので、飲み物は必須になるかな。

検査内容はざっくり『パズルを解く』『算数的な文章問題に答える』『一般常識的な質問に答える』的な感じです。

テスト中も心理士の方と雑談めいた会話したり、休憩(給水)は適宜取って大丈夫な感じだったりとリラックスして受けられると思います。緊張してると本来の力を出せなかったりするし、緊張しにくい空気だったのはとてもありがたかったです。

元から受けるのを楽しみにしていたのもありますが、テスト自体はどれも楽しかったです。数字の復唱とか文章問題に答えるやつは、私が数字を扱うのに苦手意識があるのもあり、ちょっと疲れたけど。
問題によっては時間制限があるみたいですが、特に「これは時間制限あります」とか言われるわけではないので、どれが時間制限あったのかはちょっとわからなかったです。私の性格として、ちょっと考えても出てこなかったら諦めて次行くという点があるので、他の方よりはテスト時間ちょっと短かったみたい。110分で終わりました。

なんにせよ2h~3hくらいはフルで頭使い続ける感じなので、検査前にエネルギー補給はしっかりしておいた方がよさそうな気がします。

 

検査結果

この記事のメインですね。心理士の方から報告書を見ながら、簡単に結果について説明して貰ったりします。語るべきことは報告書に全部書かれてる感じなので、こちらから「これってこういうことですかね」みたいな感じで聞かないと、報告書に書かれた以上の情報は得られない気がします。これは正直担当された心理士の方に依るんでしょうけど。

ということで結果です。

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全検査(FSIQ):108  平均 ~ 平均の上
言語理解(VCI):117  平均の上
知覚推理(PRI):101  平均
ワーキングメモリー(WMI):103  平均
処理速度(PSI):99  平均
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各項目の説明はざっくりこんな感じ

全検査:トータルの値。よく言われているIQはこれを指してると思う
言語理解:知識とか一般常識的なところ
知覚推理:物事を理解したり推測したりとかパターン把握とか。
ワーキングメモリー:単純な短期記憶力というよりは、脳内に入れた情報を上手く取り扱えるかみたいな
処理速度:単純な処理をどんだけ早く出来るかみたいな

各項目に差があるわけでもなく、全部平均的な感じでした。
言語理解の一部の検査項目が後天的な能力を測るもの。他が先天的なもの、脳のスペックを測る感じですかね。それで言うと私が社会で生きていけてるのは、基本的なスペックを満たしているから + 知識である程度殴れているからという感じな気がします。

つまり、やっぱ知識の肉箱路線に入らないとダメってことですね。
幸い知識欲的なものは多少はあるので、ここら辺は今後も伸ばすのが苦じゃなさそうなのが良かったです。とはいえ、興味ないものは全然頭に入ってこないので、もうちょい種々様々なものに関心を持つようにしたい。ここ数年、社会に興味なさ過ぎて、ホントに世の中のことがよくわからない。

明確に苦手なこととして、全体把握(A´が全体Aのどこに位置するものか)、地図を読むこと、言葉の共通概念の把握に足りてない部分があるみたいです。
言葉の共通概念は「桃と苺の共通点はなに?」と聞かれた際、一般的に「果物」と答えるところで「甘い」と答える感じのやつです。自覚として、人と見るポイントがズレている感じはたまにあるので、それがここに出てるのかな。ある種の個性として捉えても問題なさそうです。「単純に何聞かれてるかわからねぇ」がここに出てるのも、たぶんある。これは個性ではなく、シンプルに困るやつ。

また、聴覚だけでなく、書いて補った方が良いという点も、体感としてあったものが、裏付けされた感じです。電話とかオンライン会議苦手なんですよね。一応終わった後に何を話したかはなんとなく覚えてるんですが、細かいところは覚えらえないし、聞いてる間も右から左に貫通してる感じがしてます。できることなら、全てテキストコミュニケーションで済ませたい。テキストコミュニケーションが好きなのは、ここら辺が理由です。会話は基本ノリと勢いと雰囲気で喋っており、あとから自分が何話したか覚えてないことも割とあるため、仕事だとなかなかやべぇ。

結論としては、とりあえずの方向性(平均的なスペックを知識で補う)が見えてきたので、受けてよかったかなという感じです。あと、スペック的には全て平均ということで、私の感じる生きづらさって、単純に「働きたくねぇ」に起因してるんだなと言うのが、とてもよくわかりました。気の持ちようで世界は変わるんですよ。わかっていましたよね? さぁ、働きたいと言って。そうすれば、世界はあなたにとってつらいものでは無くなる。

 

働きたくねぇ。