こちらの集まりに参加させて頂いたので、記録残し記事です。
恐らく今後あのサイズの羊の丸ごとを食べることはないと思いますが、味、そして登場時のあの高揚感を味わえたのは本当によかったです。
コロナもあったため、インターネット上だけで繋がっている人とリアルで会うという行為がとても久し振りでした。一つ前がいつだったか曖昧なレベル。こういった場だと基本的に傾聴オタクになって、相槌打つのがほとんどになってしまうんですが、NTRや負けヒロインの話、VRの話、など色々聞けて楽しかったです。一番大きな拍手はオタクがインターネット(Twitter)を卒業したことへの祝福でした。卒業おめでとうございます。
基本的にオフで会う人というのは共通の繋がり、好きなものが同じだったり興味関心が近いということがきっかけで会うということが多いと思いますが、今回TwitterのTLで繋がってない人の方が圧倒的に多いレベルで、多種多様な人が集まっていて、そして、そこかしこで濃い話が繰り広げられていて、居るだけでなんか楽しい空間でした。
以下メインの羊の話。
全体図。
一番身近な羊肉が何かと言うとサイゼリヤのアロスティチーニなんですが、あの肉もこの肉体のどこかの一部と考えると、ちょっと脳がバグります。この肉塊のたった一部しか普段食べてないんですね。
先にも書きましたが、登場した時の圧が凄かったです。儀式のような場面で丸焼きが登場するのは参加者の数が多いというのもあるのでしょうが、そこに居るだけで、そもそも参加者のテンションを上げることができるバフ効果を狙っててもおかしくなさそう。
目の前で解体をやって頂き、各テーブルに解体されたものが配られる形でしたが、解体だけでも大変そうでした。時間は測ってないですが、全部解体し終わるまで20分とかそのくらいはかかってそう。
撮影用に各テーブルで取り分け前の物も持って来て頂けました。
サイズ感伝わりづらいですが、めちゃくちゃでかい。載っている器が30cm以上ありそうなものだったんですが、優にはみ出しています。
食べやすいように更に取り分けて貰えました。
正直参加しようかどうか最初迷っていたところがあり、その理由が美味しく食べられはするけど、独特の臭さで完全には美味しさを楽しめないといった経験があるからでした。完全な杞憂でしたね。まったく臭くなく、そしてとても柔らかい。3種類のソースや香辛料も付属されていましたが、単体でも十分に肉に付いたスパイスの香りや味がしっかり楽しめました。
あの大きさなのに表面だけでなく、中までしっかり味が染み込んでいるのは本当に凄い。そして、丸焼きだからこそ楽しめる。各部位の肉の味の違いが本当に楽しい。皮や骨の周りの肉のカリカリした部位、美味しい脂を堪能できる部位、これぞ肉といった感じで肉汁を感じて、脂身はないのに一切パサつきなんてないしっとりとした部位等、恐らく食べてない部位がまだまだたくさんあると思いますが、口にできた部位だけでも十分満足出来ました。
今回20kgの丸焼きだけで十分な量があったため、追加注文とかはありませんでしたが、ラムのちんち〇、ラムの金〇など気になるものもありました。中国の薬膳の考え方で同物同治というものがあるらしく、体の悪い部分と同じ部位を食べるというものがあり、数年前の玉取りからちょっと気になってはいるんですが、結局まだ食べられていないので、食べてみたいです。今はもう無い玉のために動物の玉を食べるとなると鎮魂という言葉がぴったりな気もしますが、鎮魂(ちんこ)だったり魂(たま)だったりやかましいわという感じですね。
羊の丸焼きを囲みながら、オタクの様々な話を聞き、たくさん笑うという素晴らしい時間でした。人生でもトップレベルに忘れられない出来事になりそうです。企画本当にありがとうございました。参加して本当によかったです。
-余談-
待ち合わせ場所が児童遊園だったんですが、オタクの集団の横を通る地域住民と思われる方が凄い顔で二度見くらいしていたのが、印象に残っています。成人男性ばかり20人の集団が集まる非日常。その周りは小さい子が楽しそうにはしゃぐ声が響く日常。
『目を醒ませ僕らの世界が何者かに侵略されてるぞ』ってこのことを言っていたんですね。我々は侵略者側でしたが、日常の儚さを知ることができました。嘘です。