Happiness arises, radiating in vibrant hues.

『幸せが生まれ、鮮やかな色合いで輝く』ことを願う場所

りりかるすてっぷ

病理検査の結果は入院中に聞いていたものと変わりなく、転移はしていないというものでした。そのため、今後は定期的な通院のみする形となります。

特に食事制限とか何かしてはいけないことだとかがあるわけではなく、今まで通りの日常が帰ってきました。これ、裏返すと再発/転移するかどうかは、神のみぞ知るというやつなので、私にできるのは「もうあんな痛い思いする機会が訪れませんように」と神に願うことだけしかできないということなんですが。
その時が来てしまったら仕方がないのでどうにかしましょう。未来に希望を持てない私は、なんとなくその日は必ず来るし、残された玉が旅立っていく気がしている。その時が来て、まだ魔法使いだったら、せっかくなのでどこか風俗でも行きましょうか。

そんなこんなで図らずも癌サバイバーという存在になってしまいました。
自覚あるかというとまったくないんですけども。物語の中で見るような抗がん剤治療をせずに摘出だけで終わったからというのが一番大きく、その次に、まだ日常生活に完全に戻っていないふわふわした状態のためな気がする。

ただ、今後も定期的に検査は受けなくてはならないので、完全な意味での今まで通りの生活はできなくなってしまった気はします。玉が片方だけになる世界線に来てしまったと考えると、世界線違うんだから、そりゃ違うよな。と変な納得ができました。

 余談ですが、今回精巣がんだったわけですけども、症状として痛みはないとどこのサイトでも書いてあったため、精巣捻転かもなとも思ってたんですよね。精巣捻転の場合でも発見遅いと摘出となるので、どっちみち片玉人生を歩むことになってたんでしょうけど。

余談終わり。

 病気を通じて人生観が変わるとか、たまに見かける気がしますが、変わるのではなく、変わらざるを得ないんだなと感じました。おそらく、今後ものすごく体調が悪くなった際に浮かぶ選択肢の中に確実に『転移』という言葉が浮かんでしまうでしょうし、以前よりは遥かに死が実感のあるものとして感じられそうな気がしています。抗がん剤治療までいった方からしてみると何言ってるんだとなるかもしれないですが。

 今回を通じて人間いつ死ぬ可能性あるかわからないと痛感したので、今後はやりたいことはどんどんやっていこうと思うようになりました。あと、10万分の1という確率引いてしまった人間として、啓蒙というような大層なことはできないけど、周囲の人だけでもせめて病院行った方がいい状態とか知ってもらうようにしていけたらなとか。

とりあえず、今できることとしてJ-TAGという精巣腫瘍患者のネットワークに入ろうかなと考えています。

一応URLはこちら精巣腫瘍患者友の会J-TAG

 

最後は今の状態にぴったりな高町なのはさんの言葉で締めます

⌒*(・∀・)*⌒<私は笑顔でいます。 元気です!