Happiness arises, radiating in vibrant hues.

『幸せが生まれ、鮮やかな色合いで輝く』ことを願う場所

思索の方法を試作したら、実際に施策しないとね

メタいネタというのが割と好きなんですが、とても興味深いのがTLに流れてきました。

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Vtuberが自身の存在意義について配信で考えるってそれだけでもう面白い(interesting)。
クレアさんについて詳しいところまでは存じ上げないので、この記事では突っ込んだ内容には触れられないんですが、もう冒頭から面白いです。

Vtuberって何?に対して

実在するけど一切実在しない

とリスナーとかではなく、当事者が『一切実在しない』と答えるの凄く好きです。
そういう存在だから『出来ることがあり、出来ないことがある』と。

これって人によって回答内容がだいぶ変わりそうですよね。
Vtuberって何?』がそもそも「何が何?」という感じで何を聞きたいのか定まってないというのもありますが、恐らく聞きたい内容であろう「Vtuberってどういう概念のものか」とした場合でも人によって異なっており、なんかそれだけで本のテーマにできそうです。

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両曲とも『いのち』という言葉が入った曲名でVtuberについて歌ったものとなりますが、共通点として『リスナーに認識されているから存在している』というものがあります。曲という形で提供されている以上「あなたに認識されているから私は存在している」というニュアンスは出てしまいますが、そもそも誰にも認識されなかったらVtuberとして生きているかどうかもよく分からないので、Vtuberの概念として個人的にはど真ん中なものだと思います。
(正直これは別にVtuberに限らずの話であり、認識論みたいな話になっちゃいますが)

バーチャルYouTuberのいのち』の3:11~で様々な単語と紐づけてVtuberと表現していますが、どれもその通りであり、この流れの最後に

そういういのちであることにおいて あなたとまったくおんなじだ。

と締めるのがVtuberという存在に対しての答えとしても曲としてもかっこいい。

配信の中身の話に戻りますが、途中で自身の名前の『シスター・クレア』のシスターの部分について語ってるのも面白かったです。

シスターは役職じゃなくて生きざまだと主張していきたい

とのこと。
田中とかスティーブみたいなThe 名字や名前のように、意味を持つことが無さそうなやつだったらたぶん考えることも無かった話な気がします。
やっぱ言葉の持つイメージ。今回だと『シスター』というもうガッツリ意味持ってしまってるやつなのもあって、人間はやっぱり言葉に印象引っ張られてしまうものなんだなと思いました。
最初に認識したシスターというものが、ブラクラの暴力協会のシスターみたいなやつだったら、シスター=やべぇやつという認識になるのかな。そも最初にこのシスターを知ることがないか。

この配信の面白いところって、考えてみてナンセンスな方法で考えてるようだったら、すぐに切り替えて別の方法で思索してみてるところですよね。思索として、とても柔軟で正しい気がします。こういう人の思索過程を見る事ってあまりないので、とても思索の方法として参考になる。突き詰めて考える人好きです。やろうとしてもできてないところなので……。

話は徐々に自身の配信スタイルに関する話となっていきますが、言葉の強さというものについて、色々考えているのがとてもよかったです。
やっぱり強い言葉って刺激が強いので、リスナーも盛り上がりやすいよね。配信の場合、リスナーが盛り上がるとコメントも増えるのでYoutubeのおすすめにも上がりやすくなり、結果見てもらう人が多くなりやすいと思います。

でも疲れてる時だと、いわばプロレスみたいなヒヤヒヤする煽りあい見てるの疲れるときあるんですよね。そういう時に優しい言葉しか出てこない配信を常にしてくれる人がいるのはとても助かる。これは私の推しの記事でも似たような事書いた気がする。

クレアさんの見つけた存在意義、とても素敵でした。この存在意義聞いただけで、どんな配信を普段されてるか一発でわかる。思索の楽しさやクレアさん自身の人柄が伝わるとても良い配信でした。他のVtuberが同じことをやったら、また別の結果に当然なるだろうし、色んな方がこんな感じのことやってくれたらいいなぁと思いました。でこの記事は終わりです。

-余談-
「意味がないと言っている人は何も聞いてなかったんだね」と最後にコメントぶった切ってるんですが、優しさの正しい姿という感じがしてめっちゃくちゃ良かったです。
優しいとぶった切るのはまた別よね。